代謝・内分泌内科

代謝・内分泌内科

日本糖尿病学会認定教育施設、日本内分泌学会認定教育施設、日本肥満学会認定教育施設として、日々診療にあたっております。
当科では糖尿病医療チーム部会を設置し、糖尿病の教育入院(1週間・2週間パス)、合併症に対しての介入・治療、インスリン・GLP-1受容体作動薬の導入など、糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養指導士、その他看護師、栄養士、薬剤師、検査技師、運動療法士とともに、専門的に診療にあたります。また糖尿病の第6の合併症である歯周病にも注目し、歯科口腔外科医師・歯科衛生士と協力して教育入院患者を対象に口腔ケアも行っています。
また地域のかかりつけ医と役割分担して【K2糖尿病地域連携パス】を行っており、参加病院は36カ所に増えました。岸和田医師会の主催のもと、岸和田糖尿病セミナーを年2回定期開催し、症例の検討や専門的な講演を行っています。
内分泌疾患に関しては、比較的頻度の高い甲状腺疾患だけでなく副甲状腺・下垂体・副腎疾患など幅広く対応し、当科内分泌専門医と耳鼻科、脳神経外科、泌尿器科、放射線科などと連携して治療にあたっています。

取扱い疾患

症候分類 具体的疾病名・症状
糖尿病 1型糖尿病 2型糖尿病 妊娠糖尿病 その他の特定の機序、疾患によるもの
内分泌疾患 甲状腺疾患、副甲状腺疾患(高・低カルシウム血症含む)、視床下部・下垂体疾患、副腎疾患、性腺機能低下症、膵内分泌腫瘍など
肥満症 単純性、二次性、遺伝性

専門外来

肥満外来
担当医師 花岡 郁子
診察日時 水曜日
受付:午前9時~9時30分(紹介状必要、対象年齢20歳以上)

医師紹介

氏名 補職名 認定資格 専門分野
花岡 郁子 部長
  • 日本糖尿病学会専門医・研修指導医・学術評議員
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医・
    評議員
  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・
    指導医・近畿支部評議員
  • 日本肥満学会肥満症専門医・指導医
  • 京都大学非常勤講師
  • 京都大学医学部臨床教授
  • 日本糖尿病協会療養指導医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域研修指導医
糖尿病、内分泌疾患
山下 貴史 医長
  • 日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
  • 日本糖尿病学会専門医
  • 日本内分泌学会専門医・指導医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域研修指導医
糖尿病、内分泌疾患
朝井 勇晶 副医長 糖尿病、内分泌疾患全般
杉本 浩嗣 専攻医 糖尿病、内分泌疾患
山本 翔也 専攻医
櫻井 絢 応援医師
  • 日本内科学会総合内科専門医
糖尿病、内分泌疾患
村上 冴子 応援医師
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本糖尿病学会専門医
  • 日本内分泌学会専門医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域研修指導医
  • 麻酔科標榜医
糖尿病、内分泌疾患

検査

検査内容
甲状腺超音波検査
甲状腺シンチグラム
副腎アドステロールシンチ
副腎MIBGシンチ
頸動脈エコー検査
サーモグラフィー
骨密度
副甲状腺シンチ

糖尿病教室

月曜日 <毎月 第1週>
●糖尿病と治療について 医師
●糖尿病の食事療法 栄養士
15:00~16:30 2階指導室
1月と8月はお休み
火曜日 <毎月 第2週>
●糖尿病について 医師
●糖尿病の食事療法 栄養士
<毎月 第4週>
●糖尿病の薬物療法 薬剤師
●糖尿病の運動療法 理学療法士
●日常生活とフットケア 看護師
必要時自己血糖測定や自己注射の手技

K2糖尿病地域連携パス外来

毎週水・木曜日 9:00~

K2糖尿病地域連携パス参加医療機関から紹介された患者様に教育入院して頂き、退院後も年1回当院外来に受診し、薬の調整や合併症の検索、栄養指導を行っています。

糖尿病透析予防外来

毎週水曜日 9:20~・10:20~・11:20~

糖尿病性腎症の進行に伴う透析予防のための外来では、医師・看護師・栄養士の指導のもと血糖コントロールや腎機能の改善をサポートします。

肥満外来(初診)※紹介状必要、対象年齢20歳以上

毎週水曜日 9:00~

肥満の原因(単純性、二次性、遺伝性)を鑑別し、耐糖能異常、脂質異常、高血圧などの肥満に伴う合併症を検索します。医師・栄養士の指導や治療のもと減量のサポートを行います。

外来栄養指導

毎週火曜日・木曜日 11:00~

地域の皆様の食生活をサポートするために、かかりつけ医の先生方からご依頼をいただいた糖尿病患者様に対して、栄養士による個別の外来栄養指導を行っています。 申し込みなどの詳細につきましては「患者さまのご紹介手続き」をご覧ください。

患者会(千亀利会)

患者会である千亀利会は現在5名の方が入会しており、患者会総会・講演会・レクリエーション・料理教室・新聞発行など様々な活動を行っています。入会申し込みなどの詳細につきましては「千亀利会のご案内」をご覧ください。

2024年 症例数

2024年 外来実患者数 2210例 外来延患者数 9496例

2024年 1型糖尿病実患者数
    急性 420例  緩除進行 41例  劇症 10例  

2024年 新規外来患者数

<糖尿病関連>

疾患 症例数
1型糖尿病 35
 急性 28
 緩徐進行 6
 劇症 1
2型糖尿病 498
その他糖尿病(ステロイド・膵性・肝性等) 4
妊娠糖尿病 41
糖尿病性ケトアシドーシス・ケトーシス・高血糖高浸透圧症候群 8
腎性糖尿病 0
低血糖(反応性低血糖等) 13

<内分泌・その他>

疾患 症例数
甲状腺機能亢進症(バセドウ病・眼症・プランマー病) 123
甲状腺クリーゼ 0
亜急性甲状腺炎 8
無痛性甲状腺炎 10
急性甲状腺炎 0
甲状腺機能低下症(橋本病・薬剤性・術後・続発性等・慢性甲状腺炎) 226
甲状腺腫瘍・甲状腺癌・甲状腺のう胞・甲状腺腫) 96
非機能性副腎腫瘍 33
副腎癌 転移性副腎癌 0
クッシング症候群(クリニカル・プレクリニカル) 2
原発性アルドステロン症 5
褐色細胞腫・パラガングリオーマ 1
副腎皮質機能低下症 副腎クリーゼ(アジソン・転移性癌等) 18
原発性副甲状腺機能亢進症(副甲状腺腺腫・過形成・癌) 22
副甲状腺機能低下症 4
(汎)下垂体機能低下症(頭蓋咽頭腫等) 18
非機能性下垂体腺腫 ラトケのう胞 13
先端巨大症 0
成長ホルモン分泌不全 3
高プロラクチン血症(プロラクチン産生腫瘍・薬剤性等) 2
クッシング病(クリニカル・プレクリニカル)・異所性ACTH症候群 0
下垂体性副腎不全(ACTH単独欠損症・薬剤性等) 6
中枢性尿崩症 4
不適切ADH分泌症候群(SIADH) 6
膵内分泌腫瘍(インスリノーマ・ガストリノーマ等) 1
偽性アルドステロン症 2
肥満症 54
るいそう(神経性食欲不振症等) 3
低ナトリウム血症 24
高ナトリウム血症 3
低カリウム血症 23
高カリウム血症 21
低カルシウム血症 12
高カルシウム血症 12
低マグネシウム血症 2
脂質異常症 112
家族性高コレステロール血症 0
高尿酸血症 27
ターナー症候群 0
脱水症 6
ビタミンD欠乏症 くる病 5
多発性内分泌腫瘍症1型 0
ウェルナー症候群 0
性腺機能低下症 6
尿細管性アシドーシス 2
骨粗鬆症 22