院長の挨拶

院長の挨拶

市立岸和田市民病院 院長(呼吸器外科) 横見瀬 裕保

 
 本院は、1937(昭和12)年に岸和田市、近隣5町村組合病院として設立され、89年の長い歴史を持っています。基本理念ですが、市民の皆さんが安心して心のこもった良質な医療を受けられる病院をめざしています。理念達成のための本院のスタイルは
 
  コンパクト  (小さなサイズで みんな快適)
  スピーディー (小回り利いて みんな便利)
  オールインワン(全部揃って みんな安心) です。
 
 この地域には、大学病院・大規模病院がありません。その中で本院は33診療科、400床を有し、幅広い医療分野をカバーしており、基礎疾患がある患者さんでも安心して受診して頂けます。病院機能として、国指定がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院、DPC特定病院群(大学病院に準じた高度な治療を提供できる施設)、難病診療連携拠点病院、地域医療支援病院の指定を取得しています。本院の役割は
 
① 高度な急性期医療と救急医療
② 公立病院の使命である充実した小児周産期医療を提供することです。
 
 診療の特色と力を入れている診療分野は、がん診療、高度・先進医療、救急医療、小児周産期医療です。これらを推進していくために、医療機器の充実に努めています。放射線治療装置の更新により治療効果が高く、副作用の少ない最新の治療を実施しています。ロボット支援手術の導入により繊細で患者さんにやさしい手術を行っています。がんゲノム診療を推進しており、患者さんお一人、お一人に対するオーダーメイド治療を目指しています。もう一つの大きな柱である救急医療に関しては、地域の救急隊からの要請には可能な限り応需し、市民の皆さんに安心・安全な救急医療を提供しています。小児科は人員を増やし、新生児から一般小児、小児救急まで幅広く診療しています。産婦人科は地域の出産、婦人科腫瘍診療に積極的にかかわっています。公立病院の使命である小児周産期医療をバランスよく整備しており、市民の方々が安心して出産、子育てをして頂けるように心掛けています。
 
 最近新しく導入した医療機器が二つあります。循環器内科領域では、不整脈に対するカテーテル治療のパルスフィールドアブレーションです。熱を使用せず、電気パルスで治療するので従来の方法と比較して周囲臓器への障害が少なく、治療時間も大幅に短縮できます。整形外科領域では、人工関節置換術を支援する手術ロボットを導入しました。患者さん個々の状態に合わせた手術が可能となり人工関節の設置精度が向上します。
 
 『外観は一緒でも中身は生まれ変わっています』以前と変わらないホテルを思わせる外観の中に生まれ変わった最新の医療が詰まっており、地域の皆さんに最新・最良の医療を、いつでも安全に提供することに努めています。この方針を達成するためには、すべての病院スタッフが精神的にも肉体的にも健全でなければなりません。そのために、本院スタッフが働きやすく、やりがいを持ち、幸せを享受できるように心掛けています。