出産・妊婦検診について

当院産科の方針

(母乳育児)

赤ちゃんとの絆を深め、また赤ちゃんとお母さんのからだにとって良い効果のある母乳育児を推進しています。

(母児同室性)

お母さんが赤ちゃんの事をよく知り、家に帰ってから育児が楽しめるように母児同室制を取り入れています。

(立ち会い分娩)

出産されるお母さんのリラックスのために、また新しい家族を迎い入れる喜びをお二人で実感してもらうために、立ち会い分娩を行っています。

医師・病棟紹介

医師紹介

氏名 補職名 認定資格 専門分野
松本 佳也 部長 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本婦人科腫瘍学会専門医制度婦人科腫瘍指導医
日本産科婦人科遺伝診療学会認定医(周産期)
日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医
婦人科腫瘍
婦人科疾患全般
田坂 玲子 医長 日本産科婦人科学会産婦人科指導医
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
母体保護法指定医
産婦人科一般
中川 倫子 医長 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
母体保護法指定医
産婦人科全般
出口 昌昭 産婦人科顧問 日本産科婦人科学会産婦人科指導医
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍指導医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
母体保護法指定医
婦人科腫瘍
周産期

病棟紹介

  • 入院される病棟は、産科・婦人科・一般内科等の女性専用の混合病棟になっています。
  • 大部屋(4人部屋)か個室を選んでいただけます。(個室料金は岸和田市・忠岡町・貝塚市・泉佐野市・熊取町・泉南市・田尻町・阪南市・岬町に住民票がある方は1日7,700円、それ以外の方は1日10,010円です) 
  • 不審者の侵入を防ぐために、病棟の入り口はカードキーで開閉しています。
  • 抵抗力の弱いお母さん・赤ちゃんを感染から守るために、病棟への立ち入りは一部制限をもうけさせていただいています。なお感染症の流行期には対応を変更させていただきます。
  • 赤ちゃんのお父さん、祖父母は、病室に入って赤ちゃん・お母さんと面会することができます。それ以外の方の面会は、ファミリースペースにてお願いします。その際、赤ちゃんとはベビー室のガラス越しでの面会となります。
  • 当院は児童福祉法助産施設です。

母児同室

当院は、全室『母児同室』をおこなっています。
赤ちゃんの感染予防と安全管理のため、病室への面会は、
ご主人またはパートナー、両親の方のみになります。
赤ちゃんの兄・姉の面会については、健康チェック後、
問題が無ければ初回にかぎり面会ブースで会っていただけます。
親族や友人の面会につきましては、ファミリースぺースにてお願いします。
尚、赤ちゃんとはガラス越しでのご面会となります。
お母さんが、シャワーや診察・面会などで病室を離れる場合は赤ちゃんをお預かりします。

赤ちゃんの面会時間

15:00~15:30
19:00~19:30

母乳育児のすすめ

母乳の効果

赤ちゃんを病気から守る

はじめの1週間は初乳とよばれる黄色がかった母乳が出ます。
この中には細菌やウイルスから体を守る免疫が豊富に含まれています。
母乳を飲ませることで赤ちゃんに抵抗力がつき、アレルギーも起こりにくくなります。
また、赤ちゃんの噛む力の発達にとっても大切です。

栄養がいっぱい

赤ちゃんの成長に欠かせないたんぱく質、ビタミン類がバランス良く入っています。
赤ちゃんにとって最高の栄養です。
ただ1つ不足している点としてビタミンKが挙げられます。
ビタミンKが不足すると・・・
消化管・頭蓋内出血を引き起こすと言われています。
予防のために、当院では出生当日・退院前・1ヵ月健診時にビタミンKシロップの投与をしています。

母乳外来(完全予約制)を行っています。

立ち会い分娩


陣痛室への入室は、ご主人またはパートナー、実母か女性の親族のいずれか1名としています。

分娩室入室時

手洗いをして、ガウンを着てシューズカバーを着用していただきます。

お父さんの役割

  1. お産のしくみを事前に知っておきましょう
  2. お産が始まったら、まず自分が落ち着きましょう
  3. 陣痛の時間、間隔をはかりましょう
  4. 入院のための車の手配をしましょう
  5. マッサージや呼吸法を一緒にしてリラックスできるような環境をつくりましょう
  6. 気分転換に、姿勢を変えたり一緒に歩いたりしましょう
  7. 医療処置が必要になった場合、医師の説明を受けます

カンガルーケア(早期母子接触)

カンガルーケアとは、新生児を母親の裸の胸に抱いて密着させることで結びつきを強める行為です。出産後に分娩室で母親の肌と密着させて授乳することで、赤ちゃんも母親との絆を感じると言われています。

※分娩時、希望される方にはカンガルーケア(早期母児接触)を行います。実施中は赤ちゃんの安全のためにモニターを装着し、スタッフが見守ります。

カンガルーケアの効果

  1. 赤ちゃんが落ち着き、心拍が安定する
  2. お母さんの体温で赤ちゃん温めることができる
  3. 赤ちゃんの泣く時間を減らし、ストレスとエネルギー消費を減らすことができる
  4. お母さんの皮膚にある正常細菌が赤ちゃんに移行し、雑菌に対する皮膚バリアの形成が促される
  5. お母さんと赤ちゃんの絆づくりを促す(お母さんの愛着行動が増える)
  6. 赤ちゃんがおっぱいを見つけ自分で吸えるようにお母さんが待つと、上手に吸えるようになる
  7. 母乳育児期間が長くなる

分娩に関して

当院で分娩を希望される方

あらかじめ分娩の予約が必要となりますので、産婦人科外来を受診してください。
(診察の受付時間:平日午前8時~11時)

当院での里帰り分娩を希望される方

通院されている病院・産院からの紹介状と検査結果をお持ちになって、

妊娠32週~34週で当院を受診してください。

当院から里帰り分娩を希望される方

できるだけ早い時期に里帰り先の病院・産院に連絡を取り、今後の事を確認してください。
紹介状が必要なときは日にちに余裕をもってお申し出ください。

分娩費用

分娩費用は50万円程度となっています。(産科医療保障制度加入料16,500円を含みます)
分娩された時間帯・実施した処置・使用した薬剤などにより違いがありますので、あくまでも目安とお考えください。また、出産育児一時金により、実質の負担は5~6万円程度となります。
・経腟分娩・帝王切開共に、分娩後約1週間で退院となります。(赤ちゃん・お母さんの状態で入院日数は前後します)
・退院までの間に各種指導を行います。(授乳の方法・育児について・退院後の生活について・赤ちゃんのお風呂の入れ方など)

出産育児一時金とは?

妊娠12週以後の分娩に対し、本人または夫の加入している健康保険(国民健康保険・社会保険など)から一時金の給付が受けられます。国民健康保険の場合は市区町村役所に、社会保険の場合は勤務先にお問い合わせください。

当院は産科医療補償制度加入分娩機関です

「 産科医療保障制度 」とは?

分娩に関連して発症した重度脳性まひの赤ちゃんとその家族に経済的補償を速やかに提供することに加えて、重度脳性まひ発症の原因分析を行い、同じような事例の再発防止に役立つ情報を提供するなどにより、紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ります。詳しくは公益財団法人日本医療機能評価機構のホームページをご覧ください。当院の分娩費用には産科医療保障制度加入料(16,500円)が含まれています。

その他

祝い膳

当院では祝い膳をご用意いたします。新しいご家族が増えたお慶びと共にお召し上がり下さい。

食事

沐浴指導

沐浴をする目的には、身体を清潔にすることで、皮膚・粘膜の生理作用を正常に保ち、二次感染を予防することや、血液循環を刺激することで、新陳代謝を促進することができることがあげられます。しかし、ただ清潔にするために突然服を脱ぎ、お湯に入っては赤ちゃんにとって不快でしかありません。沐浴という清潔行動が赤ちゃんにとって「楽しい」「気持ちいい」と感じられるようにすることが大切になります。
 また、新生児の赤ちゃんは首がしっかりと座っていない為、首がしっかりと座るまでの間の沐浴するときは、特に注意してください。当院では、お母さんだけでなくお父さんにも沐浴指導をおこなっています。

検査機器

最新の4Dエコーでは、3D画像はもちろん、リアルタイムで赤ちゃんの動きを立体的に見ることができます。ただし、おなかの中の赤ちゃんの向きによっては顔など見えないことがあります。撮影した映像のDVDやカラー写真は無料でお渡しします。
後ほど、ご家族皆さんでご覧になることができ、出産の記念になります。

エコーと技師