ロボット支援手術部門

ロボット支援手術

2022年10月より最新鋭機器である第4世代内視鏡手術支援ロボット『ダヴィンチXi』を導入し、泌尿器科で前立腺がん手術、外科で直腸がん手術を開始しました。

ダヴィンチはロボットが自動で手術をするのではなく、術者の手術手順・計画を実行するために術者の手指の動きを再現する手術システムです。

術者が立体視を可能とする3D内視鏡と複雑な手指の動きを再現するロボットアームを遠隔操作し、身体的負担の少ない鏡視下手術の特徴を生かしながら、ロボットの機能支援により従来不可能とされていた繊細で緻密な内視鏡手術を可能としています。

例えば、泌尿器科領域の前立腺がん手術などは骨盤底にある臓器ですが、その骨盤内の狭い場所でも、目標としている部位に直接アプローチすることができ、細かい操作が要求されるその神経温存手術においても非常に繊細で緻密な手術操作が可能となりました。

今のところ全ての手術症例をダヴィンチで行うわけには行かないのですが、徐々にその適応疾患を拡大していきたいと考えています。もちろん、手術の大原則は安全かつ確実に手術を完遂することであり、手術を受けた患者さんから当院での手術を受けて良かったと感じていただけるように取り組んでいきたいと考えており、そのために日頃から当院では技術向上に向けてスタッフ一同切磋琢磨しております。