栄養管理部

栄養管理部

ご挨拶

 食べること、栄養を摂るということは、病気の治療に欠かせないものであり、医療と食事(栄養)は密接に結びついています。栄養管理部では治療の一環として、入院中は医師の指示のもと病態に応じた食事を提供し、管理栄養士が個々の食事摂取状況や栄養状態を把握しながら、栄養管理を行っています。また入院・外来患者様一人ひとりにあった栄養管理・食事栄養指導を行い、入院中だけでなく、退院後の食生活においても病気の治療・健康増進につながるようにサポートさせていただいております。さらに栄養サポートチーム(NST)、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム、糖尿病透析予防などチーム医療に参画し、チームの一員として栄養改善に取り組んでいます。
 今後も専門職として知識・技術の向上に努め、患者様の治療やQOL改善に貢献していきたいと考えています。

主任管理栄養士 金谷 幸

 栄養管理部では入院患者様の栄養管理や給食管理、入院・外来患者様の栄養相談や栄養指導を行っています。チーム医療においても患者様の栄養サポートに取り組んでいます。

 

業務内容

栄養指導件数 実績
個別栄養指導 2021年 2022年
  入院 外来 入院 外来
糖尿病 268 152 188 141
脂質異常症 151 15 94 15
高血圧・心臓病 217 10 176 14
消化管術後 96 3 101 1
腎臓 28 10 12 8
がん 8 4 19 100
嚥下 28 2 37 1
その他 16 21 39 53
合計 812 217 666 333
集団栄養指導 2021年 2022年
延べ件数 算定件数 延べ件数 算定件数
糖尿病教室 62 35 9 6

※COVID-19により休止時期あり

給食管理業務

 入院中の食事は治療の一環として医師の指示により患者様の病態にあわせた食事を提供しています。内容は一般食から糖尿食、腎臓食、消化管術後食等の特別食、嚥下困難な方向けに食形態を考慮した嚥下調整食など幅広く対応しています。
 普通食をお召し上がりの方には選択メニューサービス、出産された方のお祝い膳、季節を感じていただくためのイベントメニューなど食事時間を楽しんでいただけるよう取り組んでいます。
 定期的な喫食調査を実施し患者様からのご意見とご要望を参考に病院食メニューを検討、また適切な衛生管理のもと安心で安全な食事が提供できるようスタッフ一同努めています。

 

栄養指導業務

 入院・外来患者様とご家族を対象に、個人指導・集団指導を行っています。栄養指導は医師の栄養治療方針に基づき、患者様が自宅でも食生活の工夫や適切な食習慣を維持できるよう行っています。個人指導は糖尿病、脂質異常症をはじめとする慢性疾患や消化管術後食等、多くの患者様の治療の手助けとなるよう実施しています。集団指導は多数の方を対象とした「糖尿病教室」「循環器教室」を行っています。また妊婦の方を対象とした「両親学級」では妊娠中のお食事ついてお話させていただいています。
 糖尿病患者様においては糖尿病性腎症の進行に伴う透析予防のために外来で医師、看護師とともに血糖コントロールや腎機能の改善をサポートしています。

栄養指導室

 

 

栄養管理業務

 入院中の患者様には医師、看護師とともに栄養評価、栄養管理計画を立案し退院までの継続した栄養管理を行っています。
 栄養サポートチーム(NST)では栄養状態を迅速かつ的確に評価、栄養不良を早期に発見し、適切な栄養療法をアドバイスして患者様の早期回復をサポートしています。このほか褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム等のチーム医療においても栄養面から患者様をサポートできるよう取り組んでいます。

 

スタッフ紹介

医師 1名 部長 代謝・内分泌内科部長兼務
管理栄養士 6名 会計年度職員含む
事務員 1名

認定組織 資格 人数
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 1名
日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名

 

千亀利会事務局

 日本糖尿病協会の支部であり、当院かかりつけで糖尿病治療中の患者様相互の親睦とその健康増進を図ることを目的とした患者会、「千亀利会」の事務局として運営の協力をさせていただいています。
入会希望の方は栄養管理部までご連絡ください。

【主な活動】 ※COVID 19 により中止の場合あり
・患者会総会 ・レクリエーション ・料理教室
・会報発行  ・「さかえ」(日本糖尿病協会発刊)の配布

 

         料理教室                         レクリエーション