中央放射線部

中央放射線部

中央放射線部 技師長 髙田 勝巳

中央放射線部は画像診断センターと放射線治療科の2つに分かれており、診療放射線技師は常勤20名、非常勤5名が勤務しております。
画像診断センターでは、医師・看護師・臨床工学技士・事務職員の方と放射線治療科では放射線治療科医師・看護師・医学物理士・事務職員の他職種でチーム一丸となり業務を行っております。業務内容や設備等についての詳細は、放射線科、放射線治療科、中央放射線部のページをご覧下さい。
当院では2019年8月5日付けで、公益社団法人 日本診療放射線技師会が推奨している「医療被ばく低減施設 第97号」の認定を受けており、日頃より医療被ばく、職業被ばくの低減に努めております。
また今回、診断部門のCT装置2台を最新鋭の装置に更新しました。2021年3月にキヤノン社製Aquilion Prime SP(80列)、9月には同じくAquilion ONE PRISM Edition(320列) を導入しました。今後、診断・治療に大きく貢献できる装置です。
今後、2024年4月医師の時間外労働の上限規制が適用される期日に向けて、タクス・シフト/シェアが実施されることが望ましいと考えられております。2021年6月に診療放射線技師法が改正され、診療放射線技師の業務拡大にむけて告示研修が開始されました。私たちは、この期日に向けて積極的に準備を進めてまいります。 我々には何が出来るのかを今後の検討課題として取り組みます。

主な検査件数
検査項目別件数 2019年 2020年
一般撮影 61,164件 50,077件
マンモグラフィー 1,320件 992件
骨塩定量 406件 298件
X線TV検査 625件 735件
CT 22,763件 21,249件
MR 6,451件 5,766件
核医学(RI/PET-CT) 1,546件 1,357件
血管造影 937件 981件
放射線治療 6,953件 5,419件

スタッフ紹介 (2021年4月現在)

診療放射線技師:20名[画像診断センター 17名(内女性 2名)、放射線治療科 3名]
事務員:9名[画像診断センター 6名、アイソトープ 1名、MRI 1名、放射線治療科 1名]

認定技師一覧 (2021年4月現在)

  • ・第1種放射線取扱主任者 5名(原子力規制委員会)
  • ・X線CT認定技師 3名(特定非営利活動法人 日本X線CT専門技師認定機構)
  • ・肺がんCT検診認定技師 2名(特定非営利活動法人 肺がんCT検診認定機構)
  • ・検診マンモグラフィ撮影技術認定診療放射線技師 5名
    (NPO 法人日本乳がん検診精度管理中央機構)
  • ・医療情報技師 2名(一般社団法人 日本医療情報学会)
  • ・医用画像情報専門技師 1名(一般社団法人 医用画像情報専門技師共同認定育成機構)
  • ・血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 3名
    (一般社団法人 日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構)
  • ・磁気共鳴専門技術者 1名(特定非営利活動法人 日本磁気共鳴専門技術者認定機構)
  • ・救急撮影認定技師 2名(日本救急撮影技師認定機構)
  • ・医学物理士 2名(一般財団法人 医学物理士認定機構
  • ・放射線治療専門放射線技師 3名
    (⼀般社団法⼈ ⽇本放射線治療専⾨放射線技師認定機構)
  • ・放射線治療品質管理士 3名(放射線治療品質管理機構)
  • ・Ai認定診療放射線技師 1名(公益社団法人 日本診療放射線技師会)
  • ・医用画像情報管理士 3名(公益社団法人 日本診療放射線技師会)
  • ・放射線機器管理士 2名(公益社団法人 日本診療放射線技師会)
  • ・放射線管理士 3名(公益社団法人 日本診療放射線技師会)
  • ・臨床実習指導教員 2名(公益社団法人 日本診療放射線技師会)
  • ・労働安全衛生管理士 1名(厚生労働省)

中央放射線部の概要

概要

中央放射線部 全体配置図

一般撮影室

概要

当院では2015年11月より一般撮影装置と病室での撮影にFPD(Flat Panel Detector)を導入しました。FPDは以下のような特徴があります。①従来の装置と比べX線の感度が高いため、より少ないX線量での検査が可能で、被ばくを低減することができる。②従来の装置では、撮影後に画像が表示されるまで、10秒~1分程度かかっていましたが、FPDでは数秒で画像が表示され確認することができ、患者様の検査待ち時間の短縮が可能となる。③FPDの性能と画像処理技術により、高画質でノイズの少ない鮮明な画像を得ることができ、さらに正確な診断に必要な画像を提供することができる。④FPDでは連続撮影が行えるので、疼痛を伴う患者様など、体位変換の負担が軽減される。

一般撮影室は、一般撮影室2から一般撮影室4までの3室あります。それぞれの撮影室には特徴があります。

撮影室2

撮影室3

撮影室4



一般撮影室2

当撮影室では、胸部、腹部、脊椎骨、四肢骨等の撮影全般を行います。更衣室2部屋を備え、更衣によるスループットのロスを軽減できる撮影室です。

更衣室

一般撮影室3

当撮影室では、胸部、腹部、脊椎骨、四肢骨等の撮影全般、歯科領域の撮影などを行います。臥位撮影台は、回転型を導入しています。

臥位撮影台

臥位撮影台

歯科パノラマ撮影装置

一般撮影室4

当撮影室では、胸部、腹部、脊椎骨、四肢骨等の撮影全般、全下肢および全脊椎、乳幼児の胸部、腹部などの撮影を行います。聴覚障害をお持ちの患者様用に撮影指示灯を完備しています。

全下肢・全脊椎撮影台

乳幼児撮影台

撮影指示灯

X線TV室

概要

人体には骨のようにX線を照射するだけで形態を把握することができる部位と、食道・胃・腸などの消化管のようにX線を照射するだけでは形態を把握することができない部位があります。そこでバリウムなどの造影剤を用い見えない部位を見えるようにして、リアルタイムに体内の透視や撮影を行う検査です。この検査は多岐に渡っており、X線TV装置だけでなく内視鏡や超音波装置を併用して検査を行う場合もあります。

主な検査として次の検査があります。

  • 消化器系検査
    主に造影剤を使用した食道・胃・大腸など消化管の透視検査、内視鏡を用いたERCP(Endoscopic Retrograde Cholangio Pancreatography:内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査)など
  • 外科系検査
    主に透視下で造影を行いながらの処置、PTCD(Percutaneous Transhepatic Cholargio Drainage:経皮経肝胆道ドレナージ)など
  • 整形外科系検査
    骨・関節の整復、脊髄造影、神経根ブロックなど
  • 泌尿器系検査
    腎臓・尿管・膀胱の造影検査など


装置の紹介

X線TV装置

X線TV室1

  • Canon製ZEXIRA DREX-ZX80
  • 2016年1月更新

X線TV室2

  • Canon製ZEXIRA KHO-80Z
  • 2009年10月更新
  • FPD搭載のDR(Digital Radiography)装置
  • 歪みのない広範囲な視野を確保
  • 低被ばくで高画質な透視・撮影画像を提供

CT室

概要
CT(Computed Tomography)はX線を照射するX線管球とX線を収集する検出器が向かい合わせの状態で配置され、それらが回転しながら人体にX線を照射し、コンピュータで処理することにより断面画像を作成します。

装置の紹介

CT室1

  • Canon社製 Aquilion ONE/PRISM Edition
  • 2021年9月更新
  • 320列の検出器
  • 心臓(16cm)の範囲を、1心拍で撮影可能
  • Dual Energy CTが撮影可能

CT室2

  • Canon社製 Aquilion Prime SP
  • 2021年3月更新
  • 80列の検出器

CT室1, CT室2共通

  • 画像処理用ワークステーションとしてZiostation2
  • 金属アーチファクトを低減する再構成技術SEMARを搭載
  • 高齢者や車椅子患者の移動がしやすい最低寝台高322mm

Aquilion Prime SP

Aquilion ONE/PRISM Edition

検査時間
  • 検査部位や検査内容によって異なり、約5〜30分必要です。
    単純CT検査:約5〜10分
    造影CT検査:約10〜20分
    冠動脈CT検査:約30分
  • 検査部位や内容によっては延長する場合があります。

検査を受けるときの注意
  • 寝台に寝ていただき、撮影部位によっては息を止めて検査を行います。
  • 撮影中は身体を動かさないようにしてください。動くと画像がぶれてしまいます。
  • 妊娠中の方は申し出てください。
  • ペースメーカー、ICD (Implantable Cardioverter-Defibrillator:植込み型除細動器)、CRT (Cardiac Resynchronization Therapy:心臓再同期療法)等デバイスを埋め込んでおられる方は申し出てください。
造影CT検査について
  • 造影剤を使用することにより血管や病巣などがわかりやすくなり、より正確な診断が可能になります。
  • 造影は医師が必要と判断した場合に行います。
  • 検査前3時間以上の絶食が必要です。
  • 主に手背や腕の静脈に注射して注入します。
  • 注入量は体重や検査部位によって異なり、成人で約100ml使用します。
  • 注入された造影剤は6時間後に約90%が腎臓から排泄されますので、検査後はなるべく
    水分(お茶・水・ジュースなど)を多めに摂取してください。

造影剤の副作用について
  • 稀にですが次のような症状が現れる場合があります。
    軽度の副作用:吐き気、かゆみ、蕁麻疹、気分不快感などの症状。  
    重度の副作用:呼吸困難、動悸、ひきつけ、意識低下などの症状。  
    また、検査終了後、数時間〜数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状が現れる場合があります。
  • 造影剤使用時は放射線科の担当医師が患者様の状態を観察しており、副作用が生じたときにはすぐに適切な処置がとれるようにしています。
  • 何か症状が現れましたら、病院にご連絡ください。
検査の実際

CT装置を用いて、以下の様な撮影が可能です。

胸部CT画像

胸腹部CT画像

造影剤を使用することで、心臓に栄養を送っている血管を撮ることが可能です。

心臓CT画像

MRI室

概要

MRI (Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)検査は強い磁石と電磁波を使って身体の内部の状態を検査します。CT検査とは違い、放射線による被ばくの心配はありません。また、造影剤を使用せず血管等の描出が可能です。

装置の紹介 

MRI室1

  • PHILIPS社製 Achieva dStream 1.5T
  • 2015年1月更新
  • 動き補正のアプリケーションを導入

MRI室2

  • PHILIPS社製 Ingenia 3T
  • 2013年4月更新
  • デジタルコイル導入により高性能化の実現
  • 圧迫感の少ない開口径70cm

MR

Ingenia 3T

1.5TMR

Achieva dStream 1.5T 

検査時間
  • 検査部位や検査内容によって異なり、約20〜60分必要です。
    頭部、椎体:約20分
    腹部、骨盤、四肢:約30分
    胸部、心臓:約60分
  • 検査部位や内容によっては延長する場合があります。
検査を受けるときの注意
  • 予約時間の約10分前までに画像診断センターで受付を済ませ、MRI検査室へお越しください。
  • 検査を安全に行うために、検査衣に着替えていただき、身に付けている金属類は外していただきます。
  • 腹部の検査や造影剤を使用して行う検査のときには、食事制限などが必要な場合があります。
  • 検査中は大きな音がします。ヘッドホンを装着して検査を行いますが、耳栓もご用意していますので、ご希望の方はお申し出ください。
  • X線を使わないので被ばくの心配はありませんが、念のため妊娠中の方は申し出てください。
  • 撮影部位によっては息を止めて検査を行います。
  • 撮影中は身体を動かさないようにしてください。動くと画像がぶれてしまいます。
  • 検査中は大きな声を出していただいても聞こえない構造になっています。必ず、呼び出し用ブザーをお渡ししますので、気分が悪くなった場合は遠慮せずに呼び出しブザーを鳴らしてください。
  • ペースメーカーや体内金属などがある場合は検査を受けていただけないことがあります。以下の表を参考にして、もし疑問などがある場合は事前にお問い合わせください。
  内容 1.5T 3.0T
頭部 脳動脈瘤クリップ 種類・材質を確認
(当院脳神経外科にて2000年以降に使用されたデバイスは可)
頭頸部動脈ステント
人工内耳・中耳 × ×
可変式V-Pシャント
コンタクトレンズ カラーコンタクトは不可 カラーコンタクトは不可
口腔 インプラント 〇(磁石式は注意) 〇(磁石式は注意)
歯科矯正機器 × ×
義歯 〇(出来るだけ取り外す) 〇(出来るだけ取り外す)
胸部 ペースメーカー △*1 ×
冠動脈ステント 基本、留置後2週間あける 基本、留置後3週間あける
胸骨ワイヤー
人工弁(機械式) × ×
ティッシュエキスパンダー
(乳房再建器具)
× ×
IVH・ポート
腹部 大動脈ステントグラフト ×
血管内ステント・フィルタ・コイル等 〇(留置約2週間以降) 〇(留置約2週間以降)
消化管手術によるクリップ
ポリペク後の止血クリップ 〇(留置約2週間以降) 〇(留置約2週間以降)
磁石式人工肛門 × ×
避妊リング
インシュリンポンプ × ×
その他 脳脊髄刺激電極 × ×
人工関節
骨固定金具
材質不明の体内金属 × ×
入れ墨・タトゥー・アートメイク 〇*2 〇*2

*1 対応機種のみ(循環器内科担当医の診察にて確認できた場合のみ)
*2 色落ち、発熱、撮影部位によっては画質劣化の可能性もあります。

造影MRI検査について
  • 造影剤を使用することにより血管や病巣などがわかりやすくなり、より正確な診断が可能になります。
  • 造影は医師が必要と判断した場合に行います。
  • 主に手背や腕の静脈に注射して注入します。
  • ガドリニウム造影剤を使用し、体重により約5〜20ml使用します。
造影剤の副作用について
  • 稀にですが次のような症状が現れる場合があります。
    軽度の副作用:吐き気、かゆみ、蕁麻疹、気分不快感などの症状。
    重度の副作用:呼吸困難、動悸、ひきつけ、意識低下などの症状。
    また、検査終了後、数時間〜数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状が現れる場合があります。
  • 造影剤使用時は放射線科の担当医師が患者様の状態を観察しており、副作用が生じたときにはすぐに適切な処置がとれるようにしています。
  • 何か症状が現れましたら、病院にご連絡ください。


検査の実際

MRIを用いて、以下のような撮影が可能です。
造影剤を使用せず、頭頸部・頸胸部を同時に撮影できます。

画像1 頭頸部

画像2 頚胸部

造影剤を使用せず、胆嚢や胆管、膵管を同時に撮影できます。
MRCP (Magnetic Resonance Cholangio Pancreatgraphy:磁気共鳴胆道膵管造影)画像

画像1 MRCP

約20秒の息止めで撮れる腹部画像です。



血管造影室

概要

血管撮影專用のX線装置を用いて、足の付け根・手首または肘などからカテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入して、造影剤を血管内のカテーテル先端から注入し、病変部分の血管を造影して診断・治療を行います。

装置の紹介

血管撮影室1(心臓血管專用)

  • PHILIPS社製 Allura Xper FD10
  • 2012年1月更新
  • 高画質6面モニター
  • FPD採用により、透視/撮影の高画質を実現
  • Stent Boost機能搭載により、ステントの視認性が向上

血管造影室2

  • Canon社製 Infinix Celeve i
  • 2012年4月更新
  • 高画質56インチ大画面モニター採用
  • バイプレーン方式採用
  • CT-like Image・3D-DSA撮影が可能
  • 3D-ロードマップ機能搭載
  • FPD採用により、透視/撮影の高画質を実現

Allura Xper FD10

Infinix Celeve i

検査方法
  • 循環器内科領域
    心臓を栄養する冠動脈の状態を検査する心臓カテーテル検査、狭くなった冠動脈をバルーンカテーテルやステントで広げる経皮的冠動脈形成術(Percutaneous Coronary Intervention:PCI)、心内圧・心拍出量・酸素飽和度等の測定、冠動脈血流速測定などを行います。また、ペースメーカーやICD (Implantable Cardioverter-Defibrillator:植込み型除細動器)等デバイス植込術、不整脈の原因となっている組織を電極のついたカテーテルで焼灼する高周波カテーテルアブレーションなども行います。
  • 脳神経外科領域
    脳出血・くも膜下出血・脳梗塞など脳血管性病変や脳腫瘍性病変の存在・質的診断を行います。脳動脈瘤をコイルで詰める脳動脈瘤コイル塞栓術、脳梗塞の原因となる血栓を回収する急性期血栓回収術、細くなった頸動脈をバルーンカテーテルやステントで広げる頸動脈ステント留置術なども行います。
  • 放射線科領域
    主に肝臓等にできた腫瘍の状態を確認し、腫瘍の栄養血管となる動脈に薬や塞栓物質を注入して詰める治療を行います。また、消化管出血や交通外傷等の出血を止めるため、出血の原因である血管を詰める治療も行います。
造影剤の副作用について
  • 稀にですが次のような症状が現れる場合があります。
    軽度の副作用:吐き気、かゆみ、蕁麻疹、気分不快感などの症状。  
    重度の副作用:呼吸困難、動悸、ひきつけ、意識低下などの症状。また、検査終了後、数時間〜数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状が現れる場合があります。
  • 造影剤使用時は放射線科の担当医師が患者様の状態を観察しており、副作用が生じたときにはすぐに適切な処置がとれるようにしています。
  • 何か症状が現れましたら、病院にご連絡ください。

乳腺撮影室

概要

骨を透過することができない低電圧X線を乳房にのみ照射することで、軟部組織(乳腺・脂肪等)で構成される乳房を高画質に描出します。乳房撮影専用の低電圧X線撮影装置を使用します。
当院では乳腺外科での日本乳癌学会乳腺専門医による診察、マンモグラフィ撮影、乳腺エコーを1回の来院で受けていただくことができ、当日に診断結果を聞くことができます。 当院では乳がん検診(市民検診)のマンモグラフィ撮影も行っています。乳がん検診精度管理中央機構においてマンモグラフィ検診施設・画像認定施設として認定を受けており、また同機構において検診マンモグラフィ撮影技術認定を受けた診療放射線技師が撮影を行っておりますので、検診施設として定められた水準を満たした画像を提供しています。

装置の紹介
  • FUJIFILM社製 AMULET f
  • 2014年3月更新
  • FPD装備により画像表示が早く、検査時間が短縮
  • デジタルマンモグラフィCADシステムを導入し、診断の精度向上

AMULET f

検査方法
  • 上半身脱衣で立って撮影を行います。椅子に腰掛けて撮影することも可能です。
  • 乳房は左右別々に撮影を行います。
  • 乳腺の重なりを少なくし病変を見つけやすくするため、また被ばくを減らすために装置圧迫板で乳房を圧迫し、薄く広げて撮影を行います。その際、痛みを伴う場合があります。
  • 撮影技師が位置合わせを行い、必要な強さで圧迫を行います。
  • 撮影後、圧迫は自動で解除されます。
検査時間
  • 1回の撮影:約1〜2分
  • 左右2方向(MLO・CC )撮影(合計4回撮影):約10分
検査を受けるときの注意
  • 圧迫時は痛みを伴いますが、個人差があります。痛みが我慢できなければ、撮影技師にお伝えください。すぐに圧迫を止めることは可能です。
  • 周期的に乳房が張っているとき(月経前)は痛みが増す傾向にありますが、撮影は可能です。
  • 月経中も撮影は可能です。
  • 乳房に付着しているものは外して撮影を行います。パウダー(制汗剤に含まれるもの)は 拭き取る必要があるので使用しないでください。
  • 豊胸術を受けた乳房は市民検診の乳がん検診を受けることができません。乳腺外科の診察での乳房撮影は可能です。診察および撮影時には豊胸術を受けたことを申し出てください。
  • 男性乳房も圧迫を加えて撮影を行います。
  • 妊娠中の方は主治医に申し出てください。

骨塩定量検査

概要

骨塩定量は、骨の構成要素であるカルシウムやミネラル成分の量(骨密度)を測定し、正常な値(基準値)と比較することによって、骨粗鬆症の診断や薬剤、栄養・運動療法などの治療効果を判定するために必要な検査です。

装置の紹介
  • HOLOGIC社製 Discovery
  • 2010年12月更新
  • 2種類のエネルギーレベルのX線透過率の差を利用するDXA法(Dual energy X-ray Absorptiometry:2重エネルギーX線吸収測定法)で測定
  • 被ばく量は胸部レントゲン1枚と同程度

Discovery

検査方法
  • 寝台の中央に身体が真っ直ぐになるよう仰向けに寝ていただきます。
  • 腰椎と大腿骨頸部で測定を行います。
  • 腰椎の測定では股関節と膝関節を屈曲させて撮影を行います。
  • 大腿骨頸部の測定は大腿骨頸部骨折の危険性を最も鋭敏に予測します。
検査時間
  • 腰椎正面:約5分
  • 大腿骨頸部:約5分
検査を受けるときの注意
  • 金属のついていない服の着用をお願いします。
  • 造影剤を使用した検査(CT・MRI・消化管検査など)や核医学検査を行なった後は正確な測定ができませんので、最近それらの検査を受けられた方は、検査予約時に申し出てください。

PET・RI室

概要

核医学検査はごく微量の放射線を出す医薬品を用いて病気の診断をする検査法です。体内に投与された薬からでる放射線を撮影し、その分布を画像にして臓器の形態や機能を調べることができます。検査に使用する薬を注射するだけなので苦痛や侵襲も少なく、薬から出る放射線はすぐに弱くなって消失するため、放射線による被ばくも少なく安全です。

検査時間(撮影時間)
  • 検査部位や検査内容によって異なり、約30分〜2時間必要です。
    脳血流シンチグラフィ:約30〜40分
    心筋シンチグラフィ:約1時間
    (撮影時間15分 午前と午後の2回撮影をする場合があります)
  • 骨シンチグラフィ:30〜40分
  • PET -CT:約120分(撮影時間30分)

装置の紹介

PET装置

  • PHILIPS社製 GEMINI GXL
  • 2006年5月設置

SPECT装置

  • GE社製 Infinia3
  • 2011年3月更新

GEMINI GXL 

Infinia3

検査を受けるときの注意

撮影時間中は動けません。途中で中断した場合、最初からやり直しまたは検査中止になることがあります。

放射線治療科

概要

リニアック(高エネルギー放射線治療装置)を用いて、身体の外から病変部を狙って放射線を照射します。放射線治療専門医による診察の後、CTシミュレーション(CT撮影)を行い、撮影した画像をもとに治療計画を作成します。そして、翌日から数週間以内で治療開始となります。当院では、画像誘導放射線治療(Image-Guided Radiation Therapy:IGRT)、脳や肺の定位放射線治療(Stereotactic Radiation Therapy:SRT)、強度変調放射線治療(Intensity-Modulated Radiation Therapy:IMRT)といった高精度な放射線治療も行っています。

装置の紹介

治療装置

  • VARIAN社製 CLINAC iX
  • 2012年8月更新
  • 一般名称はリニアック
  • 2種類の放射線(X線、電子線)が使用可能
    (疾患や部位に合わせて使用する放射線を選択します)
  • 頭部から足先まで、全身ほとんどの部位の治療が可能

CLINAC iX


位置照合システム
  • BRAINLAB社製 ExacTrac X-Ray 6D
  • 2012年8月更新
  • 画像誘導放射線治療(IGRT)を行うためのシステム
  • X線を使用して2方向から撮影し、治療計画作成時に使用したCT画像と照合・補正することで、迅速で正確な治療が可能

治療計画用CT装置

  • GE社製 Optima CT580 W
  • 2012年8月更新
  • 治療計画を作成するために必要なCT画像を撮影
  • 病変の呼吸による動きを評価可能
  • 放射線治療計画専用のCT装置として精度管理を実施

Optima CT580 W


放射線治療の品質保証・品質管理

質の高い放射線治療を安全に提供するためには、治療機器の精度管理が不可欠です。当院では、放射線治療品質管理士や医学物理士といった専門の資格を持つ診療放射線技師が、様々なツールを用いて、リニアック・CT装置・治療計画装置といった放射線治療に関連した機器の精度管理を行っています。

毎朝、業務開始前に治療装置の動作チェックや、放射線の出力チェックといった始業前点検を行うのはもちろんの事、機器の精度管理プログラムを作成し、週・月・年毎に必要な精度管理を行っています。

その他に、メーカーによる年4回の定期点検や、第三者評価機関である医用原子力技術研究振興財団が行う、治療用照射装置(X線)の出力線量測定も受け、外部による出力評価も行っています。

DailyQA3

ArcCHECK

治療の流れおよび治療方法

治療の流れおよび治療方法についてはリンク先の放射線治療科のページをご覧ください。