がん地域医療連携部門

がん地域医療連携

地域の医療機関との連携

病院での医療・看護を、切れ目なく次の療養先へ安心・安全に移行していくために、看護師と医療ソーシャルワーカーによるチームで活動しています。それぞれの患者さんおよびご家族の意向に沿った次の療養先の選択、必要に応じ在宅医・訪問看護ステーションや福祉サービス等の確保をし、退院までにカンファレンスを行うなど、入院中のケアがスムーズに継続できるよう病棟看護師と協力して様々な調整を行っていますので、いつでもご相談ください


緩和ケアに関する地域のサポート情報(泉州緩和ケアMAP)
https://www.kishiwada-hospital.com/pcrf/index.php

大阪府がん診療地域連携パス

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セカンドオピニオン

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肺癌セカンドオピニオン外来

当院では、手術が難しそうな進行肺癌の患者様を対象に、患者様が納得して今後の治療方針を選択できるように支援することを目的に、「肺癌セカンドオピニオン外来」を開設いたしました。

肺癌になる患者数(罹患数)、死亡者数ともに増加しています。肺癌の罹患数は全国で12万2000人(2018年)、全癌の第3位でした。肺癌の死亡数も増加しており全国で7万5300人(2019年)、全癌の第1位でした。
肺癌は治療に難渋する手強い癌です。今までは肺癌の治療の3本柱は

  1. 外科療法
  2. 化学療法(抗がん剤)
  3. 放射線療法

でしたが、近年新しいお薬が開発され治療法の選択が重要になってきました。特に患者様の癌に対する免疫力を強化する免疫チェックポイント阻害剤(免疫療法)は今までにない効果を示すことがあります。従来の3つの治療法に免疫療法を加えることにより患者様に最も有効な治療法を提供できるかもしれません。手術が難しい進行肺癌に対し呼吸器内科、腫瘍内科、放射線治療科で治療を行い効果があった患者様に外科療法ができるようになることがあります(サルベージ手術)。
この「肺癌セカンドオピニオン外来」が、肺癌患者様の今後の治療について、少しでもお役に立てればと思っております。