がん検診・診療部門 - 脳 –

対象疾患

原発性脳腫瘍、転移性脳腫瘍

診療科

脳神経外科放射線治療科

治療の特色

原発性脳腫瘍には、神経膠腫、髄膜腫、下垂体腺腫、中枢神経系原発悪性リンパ腫などがあります。神経膠腫では、手術で可能な限り切除し、手術後に放射線治療や薬物治療が行われます。髄膜腫や下垂体腺腫は、無症状の場合は経過をみることもありますが、腫瘍が大きく症状を伴う場合には手術が行われます。中枢神経系原発悪性リンパ腫、手術による生検で診断がつけば、抗がん剤治療と放射線治療が行われます。

転移性脳腫瘍の原因としては、肺がんが最も多く、次いで乳がんや大腸がんなどが多いとされています。転移した脳腫瘍の数と大きさ、原発がんや先進の状態によって、外科手術、放射線治療、薬物治療を、単独もしくは組み合わせて治療します。特に、放射線治療は重要な役割を果たし、転移した腫瘍が小さく、個数が少ない場合には、腫瘍だけに放射線をあてる定位放射線治療が行われます。